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新米社長の独り言をつづっております。
by wood-daiwa


瑕疵保障について・・・・・。

ご無沙汰でございます。

皆様ご存知の通り来年の10月1日お引渡しの新築住宅には
表題の制度が摘要となります。

大手ビルダーやメーカーさんは企業力などを背景に整備は進んでいると
思われます。

今後住宅をご検討の方には一つの安心材料ではあると思います。
○羽建築士さんの例の事件以来住宅を含め、建設業界は
大きな転機をむかえております。

個人や企業間の倫理観が原因と思われますが、偽装や手抜きなど
そういった事をしなければやって行けないそういった業界そのものに
問題があるように思います。

通常この辺りの大工さんであればお客様とは生涯のお付き合い
自信の瑕疵であれば10年と言わず、手直しなど当たり前だった気がします。
今もそういった大工さんは沢山いるでしょう。

今回の法は少なからず大工さんを追い込んで行く事になるでしょう。
住宅の質を上げそして長く使用に耐えうるものとする。
そういった思想があるのでしょう。
立派なお話です。その思想には賛成です。

でも、大工さん、工務店さん、ビルダーさんの
負担は大きいでしょう。
彼らは今までも、
お客様に恥じない住宅
を作ってきました。
地元に根ざしたその土地の風土、気候を理解し
それを一括りの法律で縛ってしまう
そんな中に、地元大工さんの独自性が埋もれてしまわない事を
願って止まないのでした。


でも
ほおっておくわけには行かないので
昨日、工務店さん向けの「瑕疵担保保障、性能表示」の勉強会を開催しました。
瑕疵保障について・・・・・。_d0137501_15343190.jpg

やはり危機感をもっている大工さんは多く
当社2Fは暑い中にもかかわらず、大勢の方に受講頂きました。

今回お越し頂いていないお客様、設計事務所さん向けにも
今後とも情報発信して行くつもりです。


追伸:このブログのタイトルが近々かわります。
私ごとですが・・・。

今後とも宜しくお願い致します。
# by wood-daiwa | 2008-07-25 15:43 | 製材部

上棟式

今日は天気も良かった為
お客様の上棟が2件ありました。

昔の上棟式と言えば屋根から餅をふるまい
最後にお神酒で祝杯と言った感じでしたが
今は大工さんも車だし

駆けつけた近隣のお客様も
御餅を頂いても粗末にしてしまう場合も多いので
お菓子などを振舞うケースも増えてきました。

当然祝杯も形だけといった感じ

これも時代の流れと言いますか
少々寂しいですが

来て頂いたお客様も喜んでおられる様子なので
良しと しましょう。

上棟式_d0137501_1730893.jpg

中々華やかな内容です。(振舞われた品々)
# by wood-daiwa | 2008-05-12 17:39 | 製材部

今月も残りわずか・・・・。

やっと少し忙しくなってきた。
冬場の仕事の少ない時期から生産効率
及び配送の段取りをうまくしないと
お客様に迷惑がかかります。

といっても一週間通して忙しい訳ではなく
かなりムラと波があるのです。

重なるときは2件3件と忙しいのですが
無い時は全く仕事がありません。

うまく均してお客様に迷惑を掛けない様に
調整はしても 中々難しいものです。

昔の住宅材の納材などは
発注から納材まで今の倍以上の期間があった様に思います。

今の住宅はスピードの時代!
納材までのスピードと品質が同時に要求されます。

そんな中昨年ではありますが昔ながらの住宅を
希望されるお客様と巡り合う事が出来
木材の納材をさせて頂きました。

私もこの仕事に携わってから初めての経験で
とても勉強になりました。

土壁ですよ!土壁!
昔は田んぼで土を採取して寝かせた物を使用したとの事ですが
今はそんな土が採取出来ないとの事で
わざわざ新潟から土を運んで来たと。

今月も残りわずか・・・・。_d0137501_11451355.jpg

今は殆ど見られなくなった小舞組

今月も残りわずか・・・・。_d0137501_11453272.jpg

その上から土を塗った所

今は土壁でも構造体として認められるとの事。
やはり、先人の知恵は正しいと
再認識するのでした。
# by wood-daiwa | 2008-03-25 18:59 | 製材部

ご無沙汰です。

最近頓に思うことが
と言うよりもここ数年 大工さんの元気が無い。

仕事が無いからと言うのは当然として
本来大工さんがするべき仕事以外の仕事が増えてそれに着いて行けない。
生活が安定しない。後継者が居ない。など理由は様々!

個人の大工さんではハウスメーカーさんの様な営業は難しいし
プレゼンテーション能力も失礼であるとは思うが劣るでしょう。
でも、大工さんは一生懸命受注獲得の為に
CADを覚えたり、営業の勉強会などに参加されてます。

しかし、大工さんの本分は木工事
その部分に本来の力量という物が発揮されて然るべきと私は思うのです。

設計・プレゼンは設計士さんとタッグを組めば
クリア出来る課題と考えます。

大工さんの営業は現場にあると思います。
丁寧な良い仕事。
お役様はちゃんと見ています。

先日あるエンドユーザーにお話を聞く機会がありました。

「○○工務店さんは、素晴らしい!
仕事が丁寧(素人目からみても)だし、挨拶が良い。
出来ることはその場で対応してくれる。
自分たちが覗きにいってもちゃんと声を掛けてくれる。
そしてなにより現場が何時もキレイだ。
すごく有難い。」

という物でした。
この大工さんは実は元受さんではありません。
ただの下請けさん!
しかも、一職工さん!

実際お客様の評判も上々なので口コミで和が広がり
仕事があまり切れる事は無いそうです。

正に現場が営業となっている一例でしょう。

だから、私は大工さんには本分を大切にして
もっと元気を出してほしいと思うのです。
# by wood-daiwa | 2008-03-24 18:38 | 製材部

木材は工業製品?!

確かに木材(製材品)は工業製品と私は考えます。
しかも、多様な企画(等級や寸法)にも対応しうる素晴らしい商品です。

しかし、どんな企画の物もすぐにあるわけではありません。
その企画に合わせ製材するわけですが、
ただ製材するだけであれば納材までさしてお待ち頂く事は無いのですが

企画によっては乾燥や原材料調達まで少し時間を頂く場合もあります。
そして困るのが、そこから出た端材の行き先です。

高価な材でもあればなお更です。
いつかこの企画の商品の注文があるだろうと在庫しているうちに
製材所の倉庫はいっぱいになりますし、在庫管理なども容易ではありません。
何年も何十年も眠ってしまう商品も多いのです。

我々はお客様のニーズや注文に迅速的確に応える義務があります。
しかし、そんな中で
「材木屋なのにこんな商品もないのか?」
などと言われてしまうと やはり切なくもあります。

当たり前に在るだろうと言うお客様の要望に応えるべく
今日も頭を悩ませている当社スタッフなのでした・・・・・。

木材は工業製品?!_d0137501_7131879.jpg

当社工場ラインの一部
# by wood-daiwa | 2008-02-26 07:14 | 製材部